今宵も私の妄想と作り話の世界にようこそ。
今回はFOMC次第で新たなシナリオや3パターンの利上げシナリオなども公開!
今週、前半の経済ニュースを分かりやすく簡単に解説。
【FOMC次第でシナリオが大きく変わる?】
今月の最後のビックイベントFOMCは現在市場の予想では0.75%が80%以上織り込まれており、9月の利上げは0.75%で間違いないと皆が予想しています。
ただ、ここにきて1%利上げの声もジリジリあがってきています。
エド・ヤルデニ
『9月FOMCでの100bpとその後プラス1回でFEDの利上げが終了する可能性を想定』
🇺🇸エド・ヤルデニ
*「9月FOMCでの100bpとその後プラス1回」でFEDの利上げが終了する可能性を想定Ed Yardeni: Fed May ‘Just Get It Over With’ by Hiking 100bp in Sep. and One More Time – CNBC
— Yuto Haga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) September 18, 2022
エド・ヤルデニは1%を想定し、サマーズ氏や野村証券だって9月FOMCで1%の利上げを予想しちゃうから市場は混乱!
ほぼ0.75%だろうとは思っていても恐怖のあまり株安になり長期金利は上昇。
ちなみにウォーレン・バフェットも1%利上げを予想しています。
ついに10年債は3.5%を突き破り11年5ヶ月ぶりの高水準に!
WSJ番記者ニック
関係筋によれば、パウエルFRB議長はJHにて予定されていたスピーチを『インフレ抑制のためならリセッションを受け入れる』という内容に変更した
ニックはインフレ抑制させる為ならリセッションを受け入れるなどこれが本当なら市場の反応とFRBのコメントとのギャップの差が大きいですね。
米は第二次世界大戦以降56回の利上げをして、その内1.0%の利上げは過去7回だけでその内に6回行っているポール・ボルカーの名前をパウエル隊長はジャクソンホールや今月8日にも名前を出しており、インフレ退治に全力を出す強い意志を示しています!
ちなみに1%利上げ後はS&P500の平均リターンをみてみると
- 1ヶ月後 -2.4%
- 3ヶ月後 -1.3%
- 6ヶ月後 +0.1%
つまり私の予想した通り仮に1%利上げをしたとしても6ヶ月後の3月くらいには底打ちして上げ始めるのがわかりますね?
もちろんこれ以上の想定外の事が起きなければですが。
本気でインフレを退治したいなら間違えなく1%利上げをした方がいいけど、その代償はリセッション入と引き換えになります。
ちなみに0.5%利上げしたら上がるかもしれないけど、さらなる政策ミスに繋がり1980年代のボルカー議長時代にインフレ退治に失敗した時のように「失業率10%+リセッション入り」という高い代償を支払わなければならなくなり、パウエル隊長はこれを今1番恐れているのでこの選択肢は1番ないかな。
結局、1番可能性が高いのはサプライズがあまり好きではないパウエル隊長からしたら0.75%なんですよね。
パウエルさんの今後の利上げ予測や展望、コメント次第で木曜日は大きく動くあれ相場に!
【FOMC注目な箇所】
ドットチャート
パウエル隊長の記者会見
11月、12月のFOMC示唆
来年の政策姿勢
ターミナルレート
今回は3ヶ月ごとに更新されるドットチャートや経済見通しが発表の会合なので注目度はかなり高めです。
ドットチャートにより今年、来年、そしてそれ以降の金利がどう推移するのかを予想できるのでドットチャートは今回1番注目されていると思います。
FEDターミナルレート
ブルームバーグ
『FEDターミナルレート、5%到達予想』
仮にFEDターミナルレートが5%だとすると23年上半期も利上げが続く可能性が高くシナリオが変わってしまう可能性があるので要注意です。
2023年に米が利下げすると騒がれていたのは先月までの話。
今は2024年明けくらいに利下げがされるだろうと言われています。
ゴールドマンサックス
- FED政策金利は2023年いっぱいで4.25%〜4.50%のレンジで据え置きを予想
- 2024年まで利下げ想定せず
ほら、ゴールドマンだって来年は利下げしなで2024年から利下げするんだよと警告しています。
さらにモルガンスタンレーからも現金をオーバーウエートにすることが最善のヘッジ手段と記事が出てました。
要するにモルガンスタンレーは投資家の皆さんは早めに一旦株を売って現金ポジションを上げて買場に備えておいてねとアナウンスを出したわけですね。
ここからモルガンスタンレーによると5〜6%程度S&P500が下落して3600付近まで落ちるからそこまでは我慢してねと言ったわけですね。
ファンドストラット
『S&P500指数、10月初頭に3,685ptsでの底打ちを想定』
ほら、ファンドストラットだってモルガンスタンレーが予想している通り10月の初頭くらいまでS&P500下落し、3600台で底打ちするんだよと優しく3600台は買場であると教えてくれています。
明日の朝方3:00に全てが変わってしまうFOMC。
【FOMCシナリオ3パターン】
- 1%利上げだったらNASDAQ100は10600〜11000くらいまで下落する流れ+円安に。
- 0.75%利上げで11月、12月は0.50%利上げで緩やかにやっていくみたいな発言が出れば株高、円高に。
- 0.75%利上げで市場の予想通りだったけども、11月と12月も0.75%の可能性を排除せず、リセッションになっても容赦しないんだぜ〜みたいなタカ派発言なら0.75%だったとしても容赦なく下落し、円安方向へ。
なぜなら世銀の警告する世界的なリセッションはもう目前まで迫っているからです。
ラガルド発言
- 今後複数回の会合で追加利上を見込む
- ECBはインフレを2%に戻すと決意
- インフレ問題の長期化は容認しない
- ECBは会合ごとに金利を決定する
ほら、大不況で本当は利下げをしたくってしょうがないECBのラガルドさんも物価が下がらないので大幅利上げをし続けなればいけない異常事態に。
今の状況を簡単に例えるならアクセル全開フルスロットルの時速数百キロで走るリセッションというなの車に片腕のみでしがみついてる状態です。
ほぼ確実に来年リセッションがおとずれる事がわかって頂けたとおもいます。
【FOMC次第で新シナリオへ】
NASDAQ100は予想以上の長期金利上昇やFOMC次第でついにシナリオが変わる可能性がでてきました。
変わった場合は今年のクリスマス前後には来年を待てずにNASDAQ100は9600まで下落!
そうなると来年春にNASDAQ100は9600ではなく8000台まで大暴落する最悪のシナリオを超えるシナリオに上書き。
今年NASDAQ100が9600にタッチしたら最悪のシナリオへ
今年NASDAQ100が10600までの下落で耐えられれば来年NASDAQ100は9600でしっかりと底打ちするメインシナリオへ
FOMC次第で変わるかもしれない来年地獄or超地獄のシナリオ。
どうなるFOMC!
【バイデン動く】
バイデン大統領
『中国が台湾に侵攻した場合、アメリカ軍が台湾を守る』
バイデンは中国が台湾を攻めた場合は米中間選挙も近いから、強いアメリカをアピールする為にも全力で台湾守るとついに明言してしまいました!
バイデンの発言を受けて中国は激怒『強烈な不満と頑固とした反対』を表明しました。
つまり裏を返せば台湾進行するから邪魔をしないでと言っているようなもので地政学リスクは水面下でジリジリ上がっているのがわかりますね。
バイデン大統領
『インフレはコントロールできる』
バイデンはインフレコントロール出来ると発言しましたが、実際はインフレをコントロールできていません、でもそんな事は言えないのでコントロールできるから大丈夫と発言したわけですね。
さらに2024年大統領選への出馬に意欲とありますが、明言はしていません。
「60 Minutes」のインタビューでもバイデン大統領は2024年の出馬を約束していませんと発言しているのでおそらく中間選挙の結果を見てどうするかを判断すると思います。
この事からも中間選挙に向けてバイデンはさらに支持率を上げるために全力で株高を後方支援してくると予想しています。
やはり9月下旬〜10月初めくらいまでには一旦株価を底打ちさせて中間選挙に向けて上げさせてくるでしょうね。
【NASDAQ100と日経の流れ】
NASDAQ100は長期金利が3.5%に到達したので下落する流れが濃厚!
NASDAQ100は現状11500に向かって落ちる流れで12300を超える事が出来れば上昇トレンドにシフトチェンジ。
FOMCで1%利上げした場合11000に向かって下落!
日経平均は27200円の2つ目のデカいサポートラインを下に貫通した場合は下落して26800or26400円を目指す展開になります。
逆に28000円を超えた場合は上昇トレンドにシフトチェンジ28500円を目指す方向で上昇していきます。
【ロシア関連】
最近プーチンが招く経済ショックで、エネルギー版「リーマン・ショック」が起きるリスクが高まっていると言われているようです。
エネルギー価格は高騰し、欧州の電力会社は信用不安が高まり欧州エネルギー会社は総額210兆くらいの追加証拠金を出さなければ行けない可能性が浮上!
間もなく追い証地獄が始まり、エンロン破綻を上回る危機がやってくるともいわれているそうです。
ロシア政府
『ガス輸出関税、来年から50%に引き上げる案を検討中』
ロシアがこういう姿勢になってしまったので欧州はさらにこれからキツくなるのがわかりますね。
さらにロシア国営放送はプーチン大統領に核攻撃計画の決定を要請!
ロシアの国営放送が、ウクライナに核攻撃をするよう、プーチンをあおってる https://t.co/ocKo3iSh4x
— 口耳🐾 (@Kojikei2) September 20, 2022
そして米軍高官は侵攻劣勢でロシア対応『予測不能』ロイター通信が伝えました。
要するに欧州に展開している米軍は直ちに高度な厳戒態勢に入り、核戦争に備えるようにと言ったわけですね。
これによりバイデンは急いでプーチン大統領にウクライナで戦術核兵器を使用しないでねと再度要請を出しました!
地政学リスクは我々の知らない所で急上昇中。
【経済ニュース】
FRB利上げに敏感な2年債利回りは2007年以来の水準にまで上昇!
🇺🇸アメリカ(BBG調査)
*クレジットカード利用者の60%が残高を1年以上持ち越していることが判明
(北米には日本のような毎月の自動引き落としシステム存在せず)More Americans Are Stuck With Long-Term Credit-Card Debt: BBG
— Yuto Haga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) September 19, 2022
アメリカのリボ残持ち越しが1年以上の利用者60%を超え危険ですね。
ちなみに利上げの影響もあり、現在カードローン金利は20%超えです!
ドイツ政府
- イザール原発にて『漏れ』が確認
- 来月いっぱい稼働停止見込み
イザール原発停止でドイツはさらに電力不足になりエネルギー問題がさらに加速しそうですね。
バイデン大統領
『新型コロナウイルスは終息した』
🇺🇸バイデン大統領
「新型コロナウイルスは終息した」BIDEN DECLARES COVID-19 PANDEMIC IS OVER: BBG
— Yuto Haga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) September 19, 2022
バイデンはついに株価下落の合図であるパンデミック終了を宣言。
わざわざFOMC前のタイミングに合わせて発表。
さらにこの発言により、月曜日には主要なコロナワクチンメーカーの時価総額から100億ドル以上が吹き飛びました。
世界で頻発するストライキが問題に!
世界で頻発するストライキ pic.twitter.com/QAT2HRPIJ2
— 平 均 (@225average) September 21, 2022
ストライキで物流止めれば経済は停滞し、食料危機もさらに高まります。
結局ストライキすることにより、物の値段が上がりインフレは加速し、賃金上げたら上げたでインフレ加速する負のスパイラル。
景気が悪くなりはじめると顔を出すその名も『ストライキ』です。
これが現れ始めるとこれから景気が悪くなる合図になるのでしっかりと戦略を練って来年に備えましょう。
【まとめ】
今回はFOMC次第で変わる新たなストーリー?!3パターンの利上げシナリオ??最後まで見て頂いてありがとうございます。
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また次回の記事でお会いしましょう。